太陽光発電の損益シミュレーション

家の話

毎日暑い日が続きますね。
照りつける太陽が猛威を振るう中、私は冷房をガンガンに効かせた家の中で

「もっと!!もっと力を!!!!」

と太陽様を崇め奉っています。
何故ならばこの度、太陽光発電を設置してしまったからです。

やらないって言ってなかった????

以前、こちらの記事で太陽光発電をお見送りしたことを書きました。

はい、書きましたが、一冬をこの家で過ごしてみて積雪が全然大したことなかったのと周りのお家がどんどこ太陽光パネルを載せ始めたのを見てもうつーいやっちゃったんだ☆仕方ないね^m^
とは言え業者さんとも十分に相談をして、雪止めを付けたりパネルを調整したり対応いただきました。

実際つけてみてどう?

実際付けてみて、「意外と発電するんだな〜!太陽パワーすごい!」と驚いています。

導入したのは4.222kWのパネルと、12.7kWhの蓄電池です。
長州産業のパネルと蓄電池ですね。

このシステムで晴れの日には、

  • 日中に使う電気はすべて賄える
  • 蓄電池もMAX充電
  • 日没後の生活は蓄電池からすべて賄える
  • 就寝中も蓄電池から賄えるが、寝るのが遅かったりすると朝方に買電したりしなかったりする

こんな感じになります。
あくまで7月の話なので、日照時間が短くなるともっと買電が増えるでしょう。
今は家族全員が大体ひとところで過ごしているので効率が良いですが、それぞれが自分の部屋で過ごしたりするとまた話は変わってきそうです。

あと曇りの日でも割りと発電するんだな〜というのも気づきでした。

電気代は…?

で、ぶっちゃけどれだけお得になったんだい!? どーなんだい!!

HEMS(AiSEG2)も同時に購入したので、ぱぱっと使用電力量が閲覧できます。

AiSEG2

2025年6月の使用電力量は373.416kWhでした。

これを元に、うちが使っている電気プランである超TERASEL東京Bの価格で計算したところ、373.416kWh使ったときの電気代は12,665円です。
んで、実際に請求されたのが2,670円だったので、9,995円の経済効果となりました。
電気代の検針期間は毎月13日〜翌月12日、HEMS上の使用量は1ヶ月間と厳密に一致しませんが、参考値としては充分でしょう。

これには売電収入は含まれていないので、売電が入ると1,000〜2,000円くらいプラスされそうです。
導入前に考えていたシミュレーションとそれほど変わらない結果になって満足です・ω・*

損益分岐シミュレーション

では2025年6月の実績をもとに、何年後に損益分岐するかをシミュレートしてみましょう。
まずは初期費用がどれだけかかってるんだいということで、こちらが見積りとなります。

見積り

総額で2,836,000円でした。
太陽光発電を考えるなら半年ROMるべき価格.comの掲示板でも、なかなか及第点な価格だと思います。

↑少しでも太陽光発電を検討しているならぜひご覧ください。

さて、ここからのシミュレーションですが以下を前提とします。

  • 電気代の値上がりは無いものとする
  • 売電価格はFIT中16円、卒FIT後は8円とする
  • 発電量は2025年6月実績の373.416kWhとする
  • 経済効果に対して0.8掛けする(6月実績に対して、冬は落ち込むのを考慮)

ではいってみましょう〜〜!!

借入なし・補助金なし

手始めに、総額280万円を自己資金で支払って、且つ補助金ももらえない場合をシミュレートしてみます。

グラフには描画されていませんが、2050年8月に損益分岐します。
大体25年ちょいかかるということですね。
この間にパネルの性能が落ちて発電量が減ったり、パワコンの寿命もきそうなので、実際はもう少し回収期間が伸びるかもしれません。

補助金無しで、全て自費でパネルと蓄電池を購入するのはちょっとオススメできない感じですね〜!

借入なし・補助金あり

次は280万円を自己資金で支払って、補助金がある場合です。

機器を導入して半年後に200万円の補助金を貰っています。
この場合は2032年6月に損益分岐、大体7年くらいで回収できますね!
25年後の2050年には200万近い利益も出ています。
パワコン交換等の維持費も、太陽光発電の利益で賄えそうですね。

このくらいのシミュレーションが出るなら、導入してもよいかな〜って思えますね。
やっぱり補助金大正義!

借入あり・補助金あり

次は280万円を年利1.9%の15年間で借入し、且つ補助金もある場合です。
返済総額は320万円くらいです。

最初の半年間は補助金が入ってこないので少し赤字を掘りますが、補助金が入ってからは2040年5月の完済まで、赤字が出ることはありません。
残債と利益がクロスする損益分岐点は2036年1月なので、大体11年くらいで回収できそうです。

繰り上げ返済をしなくても完済時に50万弱の手残りがあるので、パワコンの交換もできそうですね!

自己資金なしで太陽光発電を導入しても、補助金があれば負担はまったく無さそうです。
ただし借入時の年利には注意してね!

借入あり・補助金あり・運用あり

最後に、280万円を年利1.9%の15年間で借入し、もらった補助金を年利4%で運用した場合のシミュレーションです。
うちはこのパターンを想定しています。

先程のシミュレーションと同じで最初は赤を掘ります。
半年後に補助金200万円を貰って、それをそのままS&P500などに放り込む想定です。

この場合の損益分岐点は2031年9月です。
これまでのシミュレーションで最も早い、約6年で回収できる計算になりました。
損益分岐点以降、返済しながらも利益が地味に増えていっているのが良いですね。
その後も運用をし続けることで15年後の完済以降に爆上がりし、25年後には500万近くの利益が出ています。

もちろん相場の上下はあるのでこの通りには行きませんが、10-20年以上の長期間で見れば、十分現実的な計算だと思います。

まとめ

今回、うちはフルローンで太陽光発電と蓄電池を導入しました。
十分な補助金があることが前提ではありますが、自己資金なしで10年かからずペイできるのはかなり魅力的に感じます。
ただ何事にも絶対はないので、理想を言えば何時でも一括完済できるくらいの資金を残したうえで、リスクを取っていくことが大事かなと思います。

概ね満足な結果ですが、強いて言うなら蓄電池の容量をもういっこ上の16kWhにしておけばよかったかなぁぁぁと思ってます!
イケるならデッカイのをイッておくのがおすすめです!

おわり。

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